これはキーマカレーというひき肉がたっぷり入った濃い味のカレーです。
このくらいの量でナン1枚はかるくいけちゃいます。
カレーといえば「バーモントカレー」などから食べ慣れてきたそれぞれの御家庭のカレーがあるかと思います。
私にとってのカレー改革は仕事場で出会った当時16歳の女の子。
私より11歳年下ですが、めちゃめちゃ料理が上手いんです。
彼女が私に始めて本格的なインドカレー、さらさらのカレーを
もたらした人でした。
その後、私の友人達の間でもさらさらのカレーが大ブレイク。
その後作り方を教えてもらって、色々試しましたが、これがなかなか上手く行かないんです。
インスタントのカレーでも彼女が作ると味が違うのです。
お料理上手のお母さまに子供の頃から本物の味を教えられていた彼女に、私が急に追い付ける訳も無いのですが…。
という訳で行き着いたのがこのキーマカレーです。
さらさらのカレーを作る時は筋肉などでスープをとるところが肝心なのですが
中に入っているのはひき肉なので肉の味が出やすいため、特にスープの必要がありません。
たまねぎとカレー粉とひき肉だけでもそこそこ本格的なカレーの味が楽しめます。
本格的なさらさらカレーがどうも上手く行かない、あまり、食べ慣れないという方にお薦めです。
■キーマカレー■
材料/大人3〜4人分
■キーマカレー(かなめ流)■
牛ひき肉500g
または合挽/500g
カレー粉/大さじ3〜5杯
カレー粉は国産の物ではなく
なるべく本場のスパイスミックスや、カレー粉をお使い下さい。
スパイスミックスを少量の油で炒めて
ビンなどに入れて常温で保存しておくと
味が熟成して美味しくなります。
たまねぎ/1〜2個
にんにく1かけ
しょうが/にんにくと同量
ベイリーフ/1枚
あればブーケガルニなど
ヨーグルト、なければ牛乳/大さじ2〜3
トマトペーストなければトマトケチャップ/大さじ1
■ナン■
カレーと一緒に食べるパンのようなものです。
ナンミックスなどを利用して御家庭で焼く事もで来ますが
最近はスーパーで売られています。
トースターで暖め直すと本格的な味が楽しめます。
作り方
■キーマカレー■
たまねぎを大根おろし器、フードプロセッサーなどで剃りおろした状態にして
にんにく、しょうが、ベイリーフを入れて
多めの油できつね色になる迄よく炒める。
きつね色になったらカレー粉を入れてさらに炒め
馴染んで来たらひき肉を入れてよく炒める。
焦げ付くようなら少量の水を加える。
あればブーケガルニなどをいれ
ヨーグルト(または牛乳)トマトペースト(またはケチャップ)を入れる。
後は味を見ながら薄ければカレー粉などを足してもいいでしょう。
お好みで味を整えて下さい
だいたい20分以上は煮込んで下さい。
その後、わずかな時間でもいいので
1度火を止めて、さましてみて下さい。
それで味がかなり落ち着きます。
失敗したと思っても、これで何とかなる場合がけっこうあるのです。
あとはナンを暖めながら
ベイリーフやブーケガルニは取り出して
もう一度過熱して出来上がりです。
カレーの状態はかなりもったりしていて固めです。
付け合わせのサラダは以外と癖のある野菜があいます。
スライスオニオン、クレソン、にんじんなど。
辛いカレーにはクリーミータイプのドレッシングを。
辛みをやわらげてくれるので、たくさん食べてしまって
ちょうどいいのです。

そして、あまった分は次の日のメニュー
■ドライカレー■に。
カレーにひよこまめなどのビ−ンズ類や
じゃがいもなど加えてもいいですし。
もちろんそのままでも。
ライスはきざんだレーズンをまぜたサフランライス。
簡単にサフランパウダーをまぜて少量のバターで軽く炒めただけです。
カレーの次の日くらい楽をしたいですよね(笑)。
レーズン入りのご飯なんて、と思われる方もいらっしゃると思いますが
このカレー、レースン、サフランの
あまじょっぱからい、という組み合わせは
慣れるとなかなか、やめられないのです…。